国鉄色キハ40形の旅
2025年2月22日から2月24日にかけて、キハ40国鉄色による団体列車が運行されました。
第1日の2月22日には宮崎駅〜志布志駅の主に日南線区間を往復する急行「日南」号
第2日の2月23日には宮崎駅→都城駅→吉松駅→隼人駅→鹿児島中央駅を走る急行「えびの」号
最終日の2月24日には指宿枕崎線、鹿児島中央〜枕崎往復の急行「かいもん」号
として運行されました。
いずれの列車名も国鉄からJR九州の初期に渡り実際に運用実績があったものです。
ただし、実際の運行区間は
「日南」で準急の別府〜西鹿児島、急行の新大阪〜宮崎、急行の門司港〜宮崎〜西鹿児島
「えびの」は博多・熊本〜宮崎
「かいもん」は門司港〜博多〜西鹿児島(準急時代に山川駅までの運用もあったそうです)
2月24日、キハ40の急行「かいもん」号
運行最終日である2月24日、指宿枕崎線区間に予定通り入りました。
都合により撮っていないのですが、当日の朝は寒波の影響により鹿児島市内なもちろんのこと、喜入町でも降っていたようです。
指宿駅を過ぎたあたりから雪は止んだようですね。
沿線各地では多くの撮影者がスタンバイしていたようです。
菜の花と列車が撮れるスポット。
菜の花と列車、雪化粧の姿を撮ることができたようです。
続いて、本土最南端の駅。
開聞岳と列車が撮れる駅。松ヶ浦。
風の便りによると、松ヶ浦駅では50名近くの方々がスタンバッていたようです。
私は今回有名撮影地には行かず、市街地近郊で撮ってみることにしてみました。
1箇所勝負で
先ほど述べた通り、今回は上り列車を鹿児島市街地で撮影することにしました。
まずはイメージ画像です。
2024年初夏になるのですが、鹿児島市電の谷山電停付近で指宿枕崎線の線路が高架部分から地上に降りてくる場所あります。
地図も載せてみました。
ここからの画像はそこで試し撮りをしたものになります。

下り坂を降りた直後、列車はスピードを上げて走ります。
続いて下り列車。

夏場は緑が青々としています。
また、青空の抜け感も良かったです。
今回の急行「かいもん」号もここで撮ってみようと思います。
その前にテスト撮影。

山側からも狙ってみたのですが、構図がいまいち。
金網と枯れ草を余計に感じてしまいました。
ということで、海側へ移動。
キハ200系の下り列車がやってきます。

以前にくらべ、伸びて枯れた草が線路脇を覆っていたのと、周囲の道路や建物で工事が入っていたので、草木を外すのに撮影場所を微調整してみます。


高架区間を終え、地上に降りるため坂を下ります。

遠景で撮った画像中にある鉄道設備やススキが余計なので、場所をさらに移動しようか思案します。
503編成は南鹿児島駅で下り列車と交換。

日当たりが気になりますが、谷山駅もしくは慈眼寺駅で次の上り列車と行き違います。
さすが鹿児島市内近郊区間は列車の本数が多いですね。
ここから本番。
大変長らくお待たせいたしました。
いよいよお目当ての急行「かいもん」号の登場です。
谷山駅を通過した列車は、高架区間を終え25パーミルの坂を下ります。
キハ40 8038

鹿児島中央側に連結されている車両はキハ40 8038で2023年に肥薩線が開業120年、吉都線が開業110年、指宿枕崎線が60年を迎えたのに合わせて2024年3月より国鉄復刻カラー(国鉄一般色、朱色4号とクリーク4号)に塗り替えられました。
当車両は1979年2038として新製、大分→長崎→大分→鹿児島と転属し、2003年より鹿児島地区で働いています。
そのため、普段は指宿枕崎線または肥薩線、吉都線、日豊本線、(鹿児島本線の鹿児島〜鹿児島中央も含む)のどっちかに入っています。

特急「指宿のたまて箱」号に比べたら遅いように感じられましたが、なかなかのスピードでした。

前面中央の貫通扉上部にある種別表示器は「急行」と示されていました。

流石に車番は機関置換後の数字となっています。
キハ40 8098
続いて指宿側にはキハ40 8098が連結されています。

懐かしの首都圏色(朱色5号)に塗装されています。
2023年、日南線が開業60年を迎えたのに合わせて塗装変更が行われました。
1980年鹿児島に新製配置後、鹿児島→直方→鹿児島→宮崎のように現在では宮崎車両センターに配置されています。
そのため、普段は日南線の運用に就くことが多いようです。


この組み合わせ、なかなかみられないので貴重な機会だったと思います。
今回は車両中心の画像に記録したのですが、多くの方々が記録したように沿線風景との絡みもタイミングが合えばどこかで記録してみたいものです。
このような企画、夏頃に企画されたらいいのですがね。
こういったところで終わりにしようと思います。
ありがとうございました。
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