薩摩高城駅に続いて肥薩おれんじ鉄道線の駅になります。

大川駅とえば鶴見線の大川駅国鉄佐賀線の筑後大川駅といったところが有名ところですが、

他にも鹿児島県内には頴娃大川駅も存在しています。

大川駅の中でも今回取り上げるのは阿久根市にある薩摩大川駅です。

なお、当駅には何回か訪れているので画像の青天だったり曇りがちだったりして画像の天候はまちまちとなっています。

薩摩大川駅の入口

まずは国道3号線から駅に向かうことにします。

「道の駅阿久根」の近くに薩摩大川駅への向かう交差点があります。

そこから川沿いを少々山手に向かうと、下のようなものが見えてきました。

薩摩大川駅と思われる設備。
薩摩大川駅と思われる設備。

駅のホームやV字型階段にいっぱい支えがあるようです。

こうなったのは理由があるそうです。(後述)

先ほどの画像、階段付近をアップしたものです。
先ほどの画像、階段付近をアップしたものです。

駅舎全体の画像になります。

薩摩大川駅の駅舎。
薩摩大川駅の駅舎。

この写真からわかることが。

それは、駅舎が地方の駅として珍しく、コンクリートブロック製の2階建てとなっている点です。

薩摩大川駅の入り口。
駅の入口。

水に対して頑丈な造りとなっています(後述)。

薩摩大川駅の構造

単純に

「2面2線の相対式ホームです」

で終わらないのが当駅の特徴です。

同じ相対式ホームの薩摩高城駅とは異なり、1線スルーではなく左側通行になります。

また、先ほどの写真の通り、駅のホームは嵩上げされています。

そのため、先ほど登場した駅舎も2階建てとなっており、駅の入り口は1階、ホームや待合室は2階に相当します。

詳しくは、画像を見ながら進めていきたいと思います。

駅の改札口。
駅の改札口。

改札口はあるものの、1970年時点ではすでに無人駅化されてるようですね。

薩摩大川駅の待合室。
駅の待合室。

当駅は映画「かぞくいろ」のロケ地となっています。

改札から進んだところ。
改札から進んだところです。

駅舎側が1番乗り場、反対側が2番乗り場になります。

2番乗り場には線路の下をくぐるようにして向かいます。

どうやら、一番最初に挙げた画像でV字型になっている構造物は2番乗り場に向かう階段のようですね。

2番乗り場へ向かう階段。
2番乗り場へ向かう階段。

ステップの段差が変則的なので気を付ける必要があります。

2番乗り場からの眺め。

2番乗り場から1番乗り場、駅舎方向をみたものになります。

薩摩大川駅の駅名標。
薩摩大川駅の駅名標。

こちらは肥薩おれんじ鉄道標準の駅名標になります。

さらに、このようなものが。

こちらは阿久根市出身の漫画家、”はまさきちい”さんが描いたイラストだそうです。
こちらは阿久根市出身の漫画家、”はまさきちい”さんが描いたイラストだそうです。

(若干褪色気味でしたので、色補正はしています。)

この看板は阿久根市にある他の駅にも掲げられています。

薩摩大川駅1番乗りばと待合室。
1番乗りばと待合室。

もともとこの待合室部分は、駅係員宿泊用の宿直室や信号扱者用の詰所だった(すなわち駅舎の2階部分だった)ようで、

1970年に当駅が無人化された際に待合室へ改装されました。

駅のホームから海が見えます。
駅のホームから海が見えます。

当駅は海の近くにあり、上の画像のように国道3号線の橋の下にちょこっとですが海が見えています。

薩摩大川駅2番乗り場からの眺め。夕陽が見える。
薩摩大川駅2番乗り場からの眺め(冬バージョン)。川内駅方面。夕陽が見えます。
こちらは夏バージョンの駅の様子です。
こちらは夏バージョンの駅の様子です。

少し広めの画角、海も入るようにしてみました。

トンネルの中の分岐器

ホームを少し移動してみました。

線路メインのアングルで。
線路メインのアングルで。(冬)
別日撮影。
青空と緑が映えるように。(夏)

(ホームの先に行きたかったのですが、柵があって立ち入ることができなくなってしまっているので、

ここからのアングルになります。)

カーブしていることがわかります。

見えにくいのですが、カーブの先にはトンネルがあり、トンネル内に分岐器があります。

すなわち、「トンネルの駅構内側は2線、川内側は1線となりかなり変則的となっています。」

こういう線型になったしまったのには理由があります。

1936年、当駅開業時の線路はここまで高い位置になはく海側を通していました。

薩摩大川駅の周囲は川沿いの狭い盆地にあたるため、梅雨時期や夏場の集中豪雨のたびに水没していたようです。

そのため、1964年より嵩上げ&列車交換設備の工事が始まり、1965年10月1日より現在のホームと駅舎が使われるようになったそうです。

また、1972年の豪雨によってこれまで使用していたトンネル(旧トンネル)が崩落する恐れがあったので、

山側に新たにトンネルを掘り、1973年10月のダイヤ改正時より現在のトンネルが使用開始されました。

詳しくはこちらを参考にしてください。

なお、八代駅方面の線路も若干ながら嵩上げ工事によって山側(画像右手)から現在の位置に移設されたようです。

続いて1番乗り場へ。

先ほどの2番乗り場へ向かう階段とは異なり、普通の階段となっております。

駅舎2階部分が待合室となっています。

ただし、駅舎内に階段はなさそうでした。

そのため待合室に向かうには外階段を使用するような格好となります。

高速で通過できるように線路がカーブしているため、列車も傾いていることがわかります。

参考、旧線跡。

最後に、旧線跡の場所を探してみましょう。

まずは八代側から。

住宅地の後ろに現在の線路があるのですが、かつてはさらに山手の方に敷かれていたようです。
住宅地の後ろに現在の線路があるのですが、かつてはさらに山手の方に敷かれていたようです。

続いて、川内側を見てみましょう。

今は住宅地となっていますが、ここに嵩上げ前の線路があったと思われます。

斜面に接するように旧線が敷かれていたみたいですね。

トンネルを通った先のところ(集落があるところ)で旧線区間は終わるようです。

旧線区間についてはこちらのブログ記事に詳しく書かれているようですので、参考になさってください。

駅の構造を見ると、なかなか面白い駅でした。

といったところで、今回は終わりにしようと思います。

ありがとうございました。


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