2025年9月20日土曜日。
肥薩おれんじ鉄道の観光列車「おれんじ食堂」が指宿枕崎線に初乗り入れいたしました。
今回のブログは運行終盤の上り列車で南鹿児島駅に運転停車した時の記録になります。
「おれんじ食堂」についてはこちらの記事でも登場しております。
「おれんじ食堂」に使用されている車両についての説明は肥薩おれんじ鉄道様のリンクを参考にしてください。
2025年現在、「おれんじ食堂」は肥薩おれんじ鉄道において乗務員不足の影響により原則運休しております。
「おれんじ食堂」南鹿児島駅に入線。
14:28。
隣の宇宿駅を通過した列車は南鹿児島駅に向けて走行します。
貫通扉上に設置されている行先表示器(いやゆる方向幕)がフルカラーLEDに置換されていました。
そのため、「鹿児島中央」の表示が白色で書かれています。(おれんじ食堂で鹿児島中央の表記自体珍しい)
また、助手席側には「肥薩おれんじ鉄道 おれんじ食堂 指宿枕崎線 特別運行」の表記も掲げられていました。

883系電車を始め九州地区には青い色をした車両はいくつかいるのですが、鹿児島市近郊のJR線ですとキハ200のシーサイドライナー色が長崎から転属ばかりの頃の一時期くらいでしょうか。
ホームから。
市電or桜島と「おれんじ食堂」
南鹿児島駅のホームから桜島が見えていた記憶があるので、せっかくの機会桜島と一緒に撮ってみようと思います。
まずは列車に近いところから挑戦。
桜島までは入りきらなかったのですが、ちょうど鹿児島市電の2140形がやってきたので、一緒に入れてみました。
ただ、この位置だとホーム上の電柱が目障りのような気がしますので、もう少し谷山駅寄りにレンズも広角レンンスに交換して撮影しています。
数分待ったら市電も1本ぐらいは通るのでしょうが車両や他のアングルでも撮影したいので、桜島とのカットはこのくらいで切り上げました。
車両も見ていきましょう
続いて車両を中心にしたものも残してみました。
正面向きは先ほどの入線シーンで押さえているので側面を見ていくことにします。
車体上部には「JAPAN KYUSHU WEST COAST LINE ORANGE RAILWAY」のレタリングが
窓の下には「Orange Restaurant」の表記、各窓には沿線の主要駅の駅名がレタリングされています。
2両編成で運行されるため、1号車には「1」が2号車には「2」の表記がされています。
運転席の上には肥薩おれんじ鉄道のロゴマークが助手席側には「おれんじ食堂」のレタリングがされています。
先ほども触れたのですが、行先表示器がフルカラーLEDになったおかげで、かなり見やすくなっていました。
(これまでの3色LEDだと文字がちゃんと写真に写りきれなかったです)
紫原陸橋から。
対向列車の指宿枕崎線下り14:41発喜入行き普通列車341Dが到着してからの出発になるため、発車までもう少々時間がありました。
そこで発車する前に上からのアングルを狙うため紫原陸橋へ。
ホームを中心に振ってみます。
横向きにすると隣を並走する鹿児島市電の谷山線の線路もフレームインします。
下り列車入線
そろそろ下り列車が入線しそうです。
それは鹿児島市電の600形603号。
普段の土休日ダイヤに600形をはじめ古参車の運行はなかなかないと思われますが、たまたま貸切運行があったようでちょうど「おれんじ食堂」の停車時間に間に合いました。
数秒後。


「日常と半日常と非日常」
次の瞬間が奇跡の1枚になります。
なぜ「日常と半日常と非日常」とこのようなタイトルにしたのを解説していきます。
日常…写真中央のキハ200-8(転換クロスシート車、この時間帯の日常運用です)。
非日常…初めて指宿枕崎線に入線した「おれんじ食堂」。車内も非日常な空間となっています。
半日常…鹿児島市交通局600形603号。古参車である600形は基本平日のみ(土休日の運行はない)と思われますが、たまたま撮影時(土曜日)に貸切電車として南鹿児島駅前電停付近を通過したようです。
余談ですが、土曜日の郡元(南側)〜脇田電停の間を501号の研修車が行ったり来たりしていたこともありましたが普通の土曜日に3桁車は定期運用で走らないです。
したがって、この鉄道車両3ショットは二度と撮れないカットだと思います。
後日談、この写真の数秒前に市電の上りも通過していたのでタイミングによっては4列車同時に収めることもできたかもしれませんが、貴重な603号の側面が入り切るためにはこの3列車同時で良かったのでしょう。
列車は終点の鹿児島中央駅へ向かいます。

無事に列車を見送ったところで今回は終わりにしようと思います。
ありがとうございました。
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