二月田

指宿枕崎線の旅前半戦の最後は二月田駅(にがつでん)にしようと思います。

当駅は指宿市役所に近く、官公庁に用事がある時は指宿駅ではなく当駅を利用していました。

快速列車も停車します。

駅舎自体の写真は撮り忘れたので今後当駅に寄る予定があれば再アップもしくは再編集しようと思います。

(2022年6月18日更新、こちらに二月田駅については記事を残しました)

こちらは、指宿枕崎線の沿線風景になります。

二月田温泉殿様湯

今回のメインは二月田駅近くにある温泉、その名も「殿様湯」について紹介していきます。

殿様湯は天保2年、薩摩藩藩主島津斉興によって摺ヶ浜(砂蒸し温泉がある地域)より現在地に移設されました。

2年後の天保4年、先日紹介しました宮ヶ浜防波堤を築かせています。


藩主ご一行は鹿児島城下より船を使って温泉近くの河口まで来てそこから上陸したという話をどこかで耳にしたことがあります。

ちなみに当時は足軽以下の身分の人は入れなかったそうです。

今でも敷石や美しいタイル貼りは残されており殿様湯の風格を漂わせております。

二月田殿様湯跡。実際こちらの浴槽に島津のお殿様は入浴された。
殿様湯跡。実際こちらの浴槽に島津のお殿様は入浴された。

上写真の浴槽は現在使われておりませんが、温泉自体には今でも入ることができます。

現在の地域の公衆浴場としての二月田温泉殿様湯

こちらの建物が現在の二月田温泉殿様湯になります。

ますは外観から。島津家の家紋である丸に十の字が描かれています。

なお、浴槽内にも丸に十の字の紋章が石彫りで刻まれています。

二月田温泉、殿様湯(現役)の外観。夕方の時間は地元民の方が多く入っていたので、浴槽内の写真は無し。
殿様湯(現役)の外観。夕方の時間は地元民の方が多く入っていたので、浴槽内の写真は無し。

現役の浴槽内の写真も撮りたかったのですが、時間帯的に多くの方が入浴されていたので浴槽の写真は無し。
温泉自体には初めて入ったのですが、とにかく物凄く熱い。
イメージ的に海の近くにあるから熱くないだろうと思っていましたが、熱さに耐えて入る感じでした。

熱さ半端ない。

でも気持ち良かったです。

こちらの写真は温泉入り口に掲げられている薩摩藩歴代藩主の名前一覧になります。

薩摩藩島津歴代藩主一覧。
薩摩藩島津歴代藩主一覧。

こちらの温泉は量に制限はありますが、飲用も可能です。

今回は夕食前ということで飲めなかったのですが、飲んだらどんな味がするのでしょうか。

鹿児島県内にある温泉では一部ですが、湧き出ている温泉や(同じ敷地内で湧き出ている)地下水を飲用もできるところもあります。

飲用できる温泉があれば、身体の症状に合わせて飲んでみてはいかがでしょうか。

殿様湯の温泉水飲み場。
温泉水飲み場。

おまけ。もう1つの殿様湯

過去記事みると当ブログ内には「殿様湯」と呼ばれるお風呂がもう1ヶ所ありました。

佐賀県の武雄温泉にも殿様湯があります。(こちらのページをクリック)

武雄温泉
武雄温泉
武雄温泉の殿様湯だったと思う。
こちらの武雄温泉の殿様湯だったと思う。

こちらの殿様湯にはかの有名なシーボルトも入浴したことがあるそうです。


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