前記事の集川橋梁に続きまして、今回も鉄道写真の有名撮影地「西方お立ち台」について取り上げようと思います。

肥薩おれんじ鉄道線の西方駅と薩摩大川駅の間にありちょうど薩摩川内市と阿久根市の境目あたりにスポットがあります。

地図も載せました。

肥薩おれんじ鉄道線内でも眺めが最も良い地点の一つになります。

というのは、沿線沿いに国道3号線も通っているのですが、

この区間は国道から離れており線路の目の前が海になるため列車からの眺めを遮るものがありません。

そのため、車窓から海が一望できるのです。

私はかつて鹿児島本線時代に特急「つばめ」号をよく利用していたのですが、東シナ海と綺麗な夕焼けの姿は印象に残っています。

一方で、線路から山手の方に側道があり、そこから列車を撮影することもできるので、国鉄時代から格好の撮影スポットとなっています。

撮影日は2023年8月12日の夕方で、投稿部からはだいぶ過去のものになります。

そのため、現在では撮れなくなったものもあります。

そして、撮影時刻は夕方の16時以降となります。

日当たり的には列車に対して逆光となっており、撮影後色補正をかけております。

まずは、普通列車のHSOR-100形から。

HSOR-100形
HSOR-100形。

1両編成の列車のため、列車と海の姿を収めることができます。

2004年にJR九州から肥薩おれんじ鉄道に移管されましたが、経営状態や雇用状況の厳しい状態が続いているようです。

それでもなんとか1時間あたり1本の列車は確保できているので努力されているのだろうと思われます。

続いて薩摩高城駅で長時間停車した後、出水駅へ向かう「おれんじ食堂」3便。

2024年のダイヤ改正で3便、4便の設定は無くなってしまったので、この画像(夕方の上り便)は撮れなくなってしまったかと思われます。

おれんじ食堂。
おれんじ食堂。

一方で、冬ダイヤの上り便(1便 ランチ便)だと撮りやすくなっているものと思われます。

10:33薩摩高城駅を発車した後、西方お立ち台を通過するので、光の加減として順光になるはず。

国鉄が1963年に開発した交流直流両用の電気機関車で、2010年12月からこれまで線路等級の関係から入ることができなかった九州南部にも乗り入れができるようになりました。

EF81 501号機。
EF81 501号機。

画像の501号機は1989年、JR貨物が新造した500番台になります。

撮影した日がちょうどお盆と重なったのもあって、機関車のみ(いわゆる単機)で走っていました。

EF81についてもどこかで記事にできればいいかなあと思います。

2024年より新型の電気機関車EF510 300番台の投入により、EF81やEF76の運用が減っています。

原則毎週土曜日の夕方に当該区間を走ります。

牛ノ浜駅(画像はあるのでどこかで記事にする予定です)で17時過ぎに到着、1時間ほど停車後、西方お立ち台の区間をゆっくり走行します。

ななつ星in九州。
ななつ星in九州。

これまで載せた列車の走行シーンを動画にも記録したので、こちらの方もご覧ください。

普通列車や単機の電気機関車はスピードを上げて走行するのに対し、「おれんじ食堂」や「ななつ星 in 九州」のような観光需要のある列車は眺めを楽しむため速度を落として走ります。

別日撮影になるのですが、西方お立ち台を過ぎたななつ星は西方駅に運転停車後、川内駅方面へと進みます。

先ほど撮影したななつ星号、追いかけてみました。
先ほど撮影したななつ星号、追いかけてみました。
DF200形ディーゼル機関車、真横から。
DF200形ディーゼル機関車、真横から。
後面
ななつ星の後面。

他の列車と比べてゆっくりと走っているようでした。

今回はこういったところで終わりにしようと思います。

お読みくださりありがとうございました。


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