本編の前に指宿枕崎線、始発列車の記事はこちらから。
郡元、南鹿児島、宇宿駅の次の駅が谷山駅です。
以下、本編になります。
昔の谷山駅前案内図(ホーロー看板)
かつて谷山市といわれていた鹿児島市谷山地区。その中心駅となるのが今回の題材である谷山駅です。
かつての当駅駅舎の写真は撮っていないのですが、駅前にあった案内図の写真だけは撮っていたみたいです。
先代の駅舎(画像なし)
1985年完成の2代目駅舎は三角屋根の平屋で天井近くにステンドグラスがはめ込まれておりデザインもなかなかお洒落なものでした。
ただ、駅周辺の人口増加ならびに慢性的な交通渋滞の発生により高架化ならびに周辺地域の整備が必要になってきました。
そこで、鹿児島市が主体となり2008年より市電の谷山電停付近〜慈眼寺公園近くまで高架化して踏切を廃止する工事が開始されました。
駅周囲の高架化
2016年、指宿枕崎線谷山〜慈眼寺地区の高架化工事が完了し、現在の高架駅式の駅舎が誕生しました。
(下の写真)
また、高架駅開業に合わせ鹿児島中央駅、伊集院駅に次いで鹿児島県3番目の在来線の自動改札機が導入されました。
見た感じ非電化のローカル線の駅とは思えない造りとなっています。
鹿児島県内の在来線で高架駅になっているのは谷山駅と南隣の慈眼寺駅のみです。
夏休み(谷山駅に導入された列車接近メロディー)
また、2019年より当駅では列車接近時に吉田拓郎さんの「夏休み」が流れるようになりました。
この曲は彼が谷山の小学校に在籍していた時のエピソードに基づいて作られているためです。
高架化された谷山駅ホームからは鹿児島のシンボルである桜島を眺めることができます、また高架化された区間の恩恵で(古い形式ですら)列車の揺れも無く乗り心地が快適になっております
そういえば、長渕剛さんも谷山駅の近くにある高校に通っていたらしいですね。
坂を登るとだんだん見えてくる桜島
南隣の慈眼寺駅を過ぎると列車は坂之上駅まで急な坂を登ります。
途中列車の進行方向左手には桜島と谷山地区の市街地を眺めることができます。
なお、列車を遠目に見れる国道225号線から列車を見てみると崖沿いを駆け上がっているようにもみえます。
谷山駅から見える桜島、慈眼寺〜坂之上駅間の車窓で見える桜島、どちらもすばらしいです。
今回はこれにて終了となります。
なお、指宿枕崎線の沿線風景まとめたものはこちらからも見れます。
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