先日の投稿では肥薩おれんじ鉄道線薩摩大川駅を取り上げましたが、今回は鹿児島県内にあるもう一つの大川駅、頴娃大川駅について触れてみようと思います。
指宿枕崎線全線開業から60年
頴娃大川駅は1963年10月31日に開業しました。
薩摩大川駅の開業が1936年なので、だいぶ後になってしまいますね。
したがって、他の大川駅と区別するために、さらには鉄道駅で使われる旧国名の薩摩も鹿児島本線(肥薩おれんじ鉄道線)の薩摩大川駅としてすでに使用されてしまったので頴娃町にある当駅は頴娃大川駅と名付けられました。
ちなみに、この記事を書いている2023年、指宿枕崎線は全線開業から60年を迎えることになります。
頴娃大川駅の構造
上の画像1枚で当駅についてあらかた説明がつきます。
指宿枕崎線末端区間の各駅でみられる
「1面1線の棒線駅で、オリジナルの駅名標、上屋と低いベンチ、緑に覆われた線路。」
のセットといったt頃でしょうか。
雰囲気がなんとなく御領駅に似ていますね。
木々の緑が屋根のようになっています。
しかしながら、その後大きな変化がありました。
撤去
2023年に再び訪れたのですが、見た目が変わっていました。
何かがなくなっているようです。
ただし上屋とベンチが完全になくなってしまった白沢駅とは違い、頴娃大川駅ではベンチが残されているようです。
そのため、上の写真のように刃物でぶった斬られたような形になっています(笑)
上屋に覆い被さっているような木々も剪定されたような気もしますね。
駅名標など。
まずはオリジナルデザインの駅名標から。
近くに射楯兵主神社(釜蓋神社)があるので、参拝する時に使うお釜の蓋と頭に乗せているイラストが描かれています。
昔ながらのホーロー看板も残っていました。
画像はないのですが、御領駅にも同じような駅名標は残っていたと思います。
緑でびっしり覆われていますね。
角度によっては、緑のトンネルの構図も撮影可能でしょうか?
最後に。
当駅の場所は指宿枕崎線末端区間にしてはわかりやすいところにあります。
国道226号線の交差点付近に大川駐輪場があるので、そこから山手に進むとすぐ踏切があり、左手が駅となります。
駅についてはこのぐらいになるのですが先ほども触れた通り、隣の水成川駅と同様、歩いていけるところ射楯兵主神社(釜蓋神社)があります。
また、近くにある東大川バス停(国鉄バス、JR九州バスから鹿児島交通に路線移管)では、指宿方面からの路線と枕崎駅からの路線との乗り継ぎができていました。
(2023年現在の時刻表だと、枕崎方面から指宿方面に向かう乗り継ぎは可能かと思われます)
開聞駅や白沢駅とならんでバスの乗り継ぎ地点として役割も持っていそうでした。
今回はこういったところでしょうか。
ありがとうございました。
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