今回のテーマは肥薩線、霧島温泉駅です。
肥薩線の駅は桜がらみで取り上げることが多いのですが、今回は純粋に駅の造りに特化しました。
まずは霧島温泉駅の場所から。
霧島市牧園町宿窪田にあります。
駅前には国道223号から旧横川町方面へ抜ける鹿児島県道50号線が通っています。
(植村駅も県道50号沿いにあります。)
なお霧島市が誕生する前、旧牧園町時代は町内にあった唯一の駅でした。
当駅の近くには鹿児島県立霧島高等学校があります。
強いて言うなら自動車学校もないことなないです。
牧園町の中心部や霧島温泉郷からは距離が離れています。
霧島温泉駅の歴史を少々。
1908年7月11日、牧園駅として貨物業務取扱のみで開業しました。
1962年1月15日、霧島西口駅へ改称、同年9月20日貨物取扱の廃止。
1984年2月1日、荷物取り扱いの廃止。
1990年、完全無人駅化(それまでは改札業務のみの人員がいたようです)。
2003年3月15日、現在の駅名である霧島温泉駅に改称。
2004年から2011年まで簡易委託駅として駅員さんがいました。
霧島温泉駅の駅前広場。
霧島錦江湾国立公園の玄関口に相当するため、相応の看板が設置されています。


真冬の朝、駅前広場は全面に覆われた霧と木々の間から一筋の光という不思議な光景でした。

犬飼滝方面経由霧島神宮駅行きや霧島いわさきホテル行き、大隅横川駅方面行きなどいますが、運行日や時刻表は適宜確認した方が無難です。
霧島温泉駅の駅舎。
ここから駅自体についてみていこうと思います。
肥薩線鹿児島県内の区間では吉松駅に次いだ規模のコンクリート製駅舎となっています。

駅舎の造りは以前に触れた吉都線えびの飯野駅や近々触れようと思いますが指宿枕崎線の西頴娃駅と似た雰囲気となっています。
それと廃駅になってしまったのですが、宮之城線の樋脇駅もわりかし近い感じですね。

ちょうどお正月過ぎに訪れたのもあって門松が飾られていました。
駅の入り口には扉も設置されているようです。

こうしてみると、えびの飯野駅と雰囲気が近いです。
駅舎内
続きまして駅舎内を見ていくことにします。
時刻表

最近の投稿で主なテーマにしている吉都線に比べて列車の本数が多いですね。
吉松方面で2時間半くらい来ない時間帯はあるものの、上下列車とも原則1時間に1本はいるようです。
後で触れますが、当駅では列車交換が可能なのと、隼人駅〜吉松駅の中間地点にあたるので6本は上下列車ともほぼ同時刻に発車する設定となっています。
待合スペース

画面両側に窓があるため明るい雰囲気でした。
また、木製とプラスチック製両方のベンチが用意されています。
オレンジ色のベンチの上部に地図が描いてあるのですが、よく見てみると今は無き志布志線や山野線と思わせる路線も残されていました。

えびの飯野駅も旧駅名で表示されていました。

歴史の項目で触れていますが、現在は無人駅となっており窓口となっていた場所は雛飾りなど装飾されていました。

改札口

改札の左隣に時刻表、運賃表があります。

では、ここからホームに向かってみましょう。
霧島温泉駅の構造。

改札口の上には「JR霧島温泉駅」の看板が掲げられています。
このアングルから見ても立派な造りとなっています。

ホーム

霧島温泉駅は1面2線の島式ホームになります。
ホームには構内踏切を渡って行きます。

駅舎側が1番乗り場隼人駅方面行き、反対側が2番乗り場吉松駅方面行きとなります。

駅舎側には栗島の玄関口だけあって「ようこそ霧島の温泉へ」の標識が立っています。

ホームの南側は左にカーブしています。
表木山駅もそうなのですが最近紹介した吉都線の駅とは異なり肥薩線の駅は曲線上にホームがある駅もちらほらあるみたいですね。
なお、駅舎側には側線もあって、保線車両の留置ができる構造となっているようです。

確証はないのですが、枕木置かれているスペースは貨物取り扱い時のホームだったところではないでしょうか?

嘉例川駅にも残っていたのですが、ここ霧島温泉駅でも見つけました。

かつては長大編成の列車の運用があったと思われますが現在は大隅横川駅と同様ホーム上に柵が設置されており、現在は列車4両分までが乗降可能となっています。
ホームの高さも構内踏切(北側)から2両分、さらに2両、南側と段々に違いがあります。

駅舎側とは雰囲気が異なり田畑となっています。
駅名標

肥薩線鹿児島県内の区間の駅で隣の駅間スペースのイラストは省略されています。
使用されているフォントが丸ゴシック体ですね。

場所の項目で触れたのですが、当駅は国立公園の玄関口にあたります。
そのため、霧島地区の各名所が記載されており、霧島温泉郷や霧島神宮、えびの高原方面(途中で乗り換え必要)に行くことは可能なようです。
ただし、土休日は運行本数が激減します。
牧園牧場についてはよくわからないのですが、現在の霧島高原国民休養地あたりにかつては軍馬を生産する牧場があったそうです。(霧島高原乗馬クラブの入り口付近に牧場跡地の碑はあります)
朝の下り列車
今回朝の8時台に訪れたのですが、隼人行き下り列車が来そうなので記録してみました。

ホームの項目で触れなかったのですが、ホームの中央部には昔ながらの木製の電柱が使用されています。

ちょうど嵩上げされた2両分の位置に停車していました。(高さ920mm)
繰り返しになりますが、嵩上げされていないホーム手前の部分は客車列車時代の高さ(760mm)になっているはずです。

3、4両編成の列車がいた頃は低いホームの部分にも停車していたようです。


列車は隣の嘉例川駅へ向けて進みます。
最後に。
列車を見送ったところで今回は終わりにしようと思います。

ありがとうございました。
お時間がございましたら、肥薩線・吉都線沿線記事へもお立ち寄りください。
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